No201・・・未収入金
未収入金とは、営業活動以外の取引で発生した未収入の額を表す資産の
勘定科目で、未収入金も会社の大事な債権である為、長期に滞留する
未収入金の発生を防ぐ為、売掛債権と共に債権管理表で管理する必要があり、
未収入金は主に、有価証券や土地や建物などの固定資産の売却時等に
発生する勘定科目です。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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この未収入金の貸借対照表の表示区分は、１年基準に基づき判断し、
回収が１年以内の未収入金は貸借対照表の流動資産に計上し、
回収が１年を超える未収入金は貸借対照表の投資その他の資産に計上します。
また、未収入金についても、与信管理の対象とすべきであり、
期末において未収入金の残高があれば、売上債権とともに未収入金についても、
貸倒引当金の設定をすることになります。
そして、未収入金は、総資産の100分の1を超える場合は、貸借対照表上では
未収入金と明示し、未収入金の金額が総資産の100分の1を超えない場合は、
貸借対照表上では流動資産か投資その他の資産に、
その他として会計処理することになります。
ちなみに、建設業では一般の事業会社の売掛金に相当する勘定科目が、
完成工事未収入金になります。
尚、未収入金は、未収収益と実務の上で混同されることが多々ありますが、
未収収益は継続的に役務の提供が行なわれている収益の未収分を計上する
ものなので会計処理の際は注意が必要です。
※未収入金の仕訳例は下記の通りです。
例･･･売買目的で買った有価証券1000を1200で売却し、売却代金は未収である場合。
| （借方） | （貸方） | ||
| 未収入金 | 1200 | 有価証券 | 1000 |
| 有価証券売却益 | 200 | ||
未収入金に関連する用語
※経過勘定、前受収益、未払費用、未収収益、前払費用