No202・・・未収収益
未収収益とは、主たる営業活動以外の継続して収益が発生する取引の
未収入の額を表す資産の勘定科目で、未収収益も会社の大事な債権である為、
長期に滞留する未収収益の発生を防ぐ為、売掛債権と共に債権管理表で
管理する必要があり、未収収益は金額からみて重要性が乏しいもの以外は、
全て計上するべきでしょう。
ちなみに、未収収益以外の経過勘定には、前受収益、未払費用、前払費用があります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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この未収収益は、貸借対照表の流動資産の部に表示され、未収収益の金額が
総資産の100分の1を超える場合は、貸借対照表上では未収収益と明示し、
未収収益の金額が総資産の100分の1を超えない場合は、貸借対照表上では
その他の流動資産に含めて会計処理することになります。
また、未収収益についても、与信管理の対象とすべきであり、
期末において未収収益の残高があれば、売上債権とともに
未収収益についても、貸倒引当金の設定をすることになります。
尚、未収収益は、未収入金と実務の上で混同されることが多々ありますが、
未収収益は継続的に役務の提供が行なわれている収益の未収分を計上する
ものなので会計処理の際は注意が必要です。
ちなみに、未収入金とは、営業活動以外の取引で発生した未収入の額を
表す勘定科目で、未収入金も会社の大事な債権である為、長期に滞留する
未収入金の発生を防ぐ為、売掛債権と共に債権管理表で管理する必要があり、
未収入金は主に、有価証券や固定資産の売却時等に発生する勘定科目です。
※未収収益の仕訳例は下記の通りです。
例・・・自動販売機の設置手数料の未収1050(税込)を計上した場合。
(借方) | (貸方) | ||
未収収益 | 1050 | 雑収入 | 1000 |
仮受消費税等 | 50 |