No188・・・未払費用
未払費用とは、企業の通常の営業活動の取引による発生した債務である
未払いの費用のことで、未払費用の貸借対照表における表示は、
流動負債に未払費用として表示し、未払費用は、一回限りの取引で
終了する経費ではない負債の勘定科目なのです。
ちなみに、未払費用以外の経過勘定には、前受収益、前払費用、未収収益があります。
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この未払費用は、契約に従い、継続して役務の提供を受けているもので、
その提供された役務に対して、対価の支払いが終了していないものになり、
主な未払費用として計上される勘定科目としては、役員報酬、給料手当、
法定福利費、水道光熱費、地代家賃、リース料、支払利息などがあります。
また、未払費用は、未払金と実務の上で混同されることが多々ありますが、
未払費用は、まず仕訳の際の相手科目が費用になるもので、継続して役務の提供が
行なわれており、その役務が全て終了していない場合や、支払期限が到来せず
確定債務とはならないが、発生主義の観点から費用計上すべき時に用いられる
勘定科目が未払費用なのです。
そして、未払費用と実務の上で混同されやすい未払金とは、
企業の通常の営業活動の取引により確定した未払いの債務のことで、
1年基準に基づき1年以内に支払期限が到来するものは、
流動負債に未払金として表示し、1年を超えて支払期限が到来するものは、
固定負債に未払金として表示します。
また、この未払金は、企業の販売費及び一般管理費に関わる取引だけでなく、
固定資産等の購入や法人税等の未払金も含め処理する勘定科目です。
※未払費用の仕訳例は下記の通りです。
例・・・給料の締め日が到来したので、給料総額1000を計上した場合。
(借方) | (貸方) | ||
給料手当 | 1000 | 未払費用 | 1000 |