No1412・・・多重債務
多重債務とは、銀行やノンバンク等の複数の金融業者から借り入れをしている状態のことで、
多重債務の原因としては、既存の借金返済をする為に、新規に他の金融業者から借り入れを
してしまう行為を繰り返すこと等があります。
弁護士や司法書士に多重債務の相談に来る人の大半は、多額な多重債務に借金で首が回らなくなる
状態に陥って、金融機関による取り立てにより精神的に追い詰められ、精神的・肉体的に疲れ果て
て、はじめて相談に来る人が多いのですが、弁護士や司法書士は、多重債務者を借金地獄から
救済してくれるだけでなく、精神的にも救済してくれるので、独りで悩むよりは、深刻な状態になる前に
弁護士や司法書士に相談するべきです。
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また、弁護士や司法書士に多重債務の相談をしても、実際に多重債務の整理に着手する前までなら、
無料で相談に乗ってくれる弁護士や司法書士もいますので、独りで悩む前に専門家に相談すべきでしょう。
多重債務の解決方法を考える前に明らかにすべきことは、最初に、現在の毎月の収入と支出を計算し、
資産と負債の状況を明らかにしておくことが必要で、次に、借金を圧縮する為に売却可能な資産を検討し、
毎月の返済金額が幾ら不足するのかを明確にします。
そうすると、毎月の返済金額が幾ら不足するのかが明らかになれば、どの多重債務の解決方法を選択すれば
よいのかが判断できるようになり、例えば、毎月の不足金額が多重債務を一本化することによる
金利の低下でカバーできればそれで多重債務は解決するでしょうし、毎月の不足金額が多額の場合は、
任意整理という方法を選択できるでしょうし、毎月の不足金額が返済不可能なほど多額な場合は、
自己破産という多重債務の解決方法を選択せざるをえないでしょう。
尚、住宅ローンを抱えている方は、マイホームを競売にかけられる前に、任意売却という
多重債務の解決方法がありますので、任意売却は、マイホームを売却することになりますので、
不動産仲介会社に相談をすることになります。
ちなみに、多重債務の相談窓口としては、下記の様な機関があり相談が無料のところが
多いので、いきなり弁護士や司法書士の事務所に訪れるのが気が引ける多重債務者の方は、
自分が相談しやすい相談機関を選択するべきでしょう。
多重債務の相談窓口
・国民生活センター
・全国の消費生活センター
・日本弁護士連合会
・全国の弁護士会・弁護士会連合会
・日本司法支援センター（法テラス）
・日本司法書士会連合会
・司法書士総合相談センター
・（社）成年後見センター・リーガルサポート
・日本クレジットカウンセリング協会
・多重債務ほっとライン
多重債務に関連する用語
※自己破産