No1149・・・競売
競売とは、何らかの事情で売却せざる負えなくなった物品等の購入条件を競わせて
最も良い購入条件を提示した入札希望者(買い手)に売却する方法であり、
金融機関等に差し押さえられ競売にかけられた不動産が競売物件です。
競売物件を購入する方法としては、期間入札と特別売却による方法があります。
この競売という言葉を使用する場合は、一般的に、個人が住宅ローンなどの借入金を
返済できなくなった場合に、金融機関等が借入れの担保となっている土地や建物などを差し押さえして、
金融機関等が裁判所へ申し立てることによって裁判所が強制売却することを指しています。
また、競売にかけられた不動産の購入に欠かせない資料である3点セットの物件明細書、現況調査報告書、
評価書を入手するには、競売物件を管轄する裁判所に出向いて、三点セットの資料を1ページずつ
コピーするしかありませんでしたが、現在では、BIT競売情報システム(bitシステム)に、
インターネットを利用してアクセスし物件の検索をすることで、3点セットの物件明細書、
現況調査報告書、評価書をダウンロードすることが可能です。
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ちなみに、競売物件のメリットと競売物件のデメリットは下記の通りです。
競売物件のメリット
■相場よりも安く不動産を購入できる
■不動産仲介会社に支払う仲介手数料が必要ない
■売主が裁判所であること
■複雑な権利関係が整理されていること
競売物件のデメリット
■建物内部を見る為には所有者や占有者の許可が必要
■裁判所は物件の明け渡しは行わない
■物件の引き渡し後に瑕疵があっても瑕疵担保責任を追及して損害賠償の請求ができない
■競売なので、入札しても必ず落札できるとは限らない
尚、競売の読み方としては、一般的に、「きょうばい」や「けいばい」とどちらでも読まれていますが、
法律用語で用いる場合は「けいばい」と読みます。
競売物件に関連する用語
※債権回収会社(サービサー)
※留置権
※ゆとり返済(ゆとりローン)、ステップ返済(ステップローン)
※占有権
※任意売却、抵当権、任意整理、住宅ローン
※スケルトンマンション(スケルトン分譲・SI住宅 )
※コーポラティブハウス
※中古マンション
※投資用マンション
※区分所有建物、区分所有権
※注文住宅、建売住宅(分譲住宅)
※質権
※根抵当権、抵当権
※先取特権
※担保権
※民事執行法