No1105・・・ゼネコン
ゼネコンとは、マンションやオフィスビルなどの建築物の工事一式を請け負う
総合建設業の俗称のことであり、建設業界はピラミッド型の典型的な業界で、
日本の特に大きなゼネコンのことをスーパーゼネコンと呼んでいます。
このゼネコンの事業は、大きく公共工事と民間工事に分類することができ、
ゼネコンに特有の課題としては、利益率の低さがしばしば指摘されています。
また、ゼネコンの企業が取り扱う主な工事の種類として、マンションやオフィスビルの工事、
トンネル工事、道路工事、堤防工事、ダム工事、港湾工事、地下鉄工事、地下工作物工事、
鉄道軌道工事、橋梁工事、土木工作物の解体・除去工事、アスファルト舗装工事、コンクリート舗装工事、
プラント設備工事、鉄塔工事、石油・ガスなどの貯蔵用タンク設置工事などがあり、
社会インフラ設備の建設に貢献する業種といえます。
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そして、ゼネコンの企業は、国や地方公共団体が公共工事の発注を年々削減しているので、
民間工事に活路を見出すべく、マンション建設の比重を高めている企業もありますが、
サブプライムローンを発端とする不動産市況の低迷や資源価格高騰による資材価格の上昇により、
受注工事の減少・貸倒の増加・利益率の低下で倒産するゼネコン企業も増加しています。
尚、建設業セクターは、ゼネコン倒産予想ランキングなる記事が企画されることが多い業界で、
上場しているゼネコンの中にも、銀行の支援なしに存続することができない財務体質が脆弱な
企業は存在します。
ちなみに、ゼネコンの語源は、英語のgeneral contractorからといわれています。
※建設業特有の主要な勘定科目は下記の通りです。
@完成工事高・・・一般企業の売上高
A完成工事原価・・・一般企業の売上原価
B完成工事総利益・・・一般企業の売上総利益
C完成工事未収入金・・・一般企業の売掛金
D工事未払金・・・一般企業の買掛金
E未成工事支出金・・・一般企業の棚卸資産
F未成工事受入金・・・一般企業の前受金
G完成工事補償引当金
ゼネコンに関連する用語
※住宅着工統計、建築着工統計調査
※建設工事受注動態統計調査、建設業セクター
※サブコン
※コンストラクションマネジメント