No97・・・証券アナリストの薄っぺらな予測
証券アナリストの予測は、当てにすべきではありません。
もし、証券アナリストの予測精度が高ければ、証券アナリストは、
予測を公表するより、自分だけで儲ける方を選択するはずです。
にもかかわらず、企業が公表する業績の結果や予測が、
証券アナリストなどの業績予測などを集めた市場コンセンサスに達しない場合は、
まるで企業が発表した実績が企業が当初発表した業績予測を下回っていたり、
企業の前期実績と比較して今期の予測が減益予測を発表したかのような
大騒ぎになることが頻繁にあり、株価も敏感に反応して大きく変動することがあります。
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しかし、証券アナリストの予測がそんなに精度が高くないことは、
過去の事実を検証するだけでも明らかです。
所詮、証券アナリストとは、金融機関などに勤めているだけの、
高額な報酬を得ることが出来るサラリーマンに過ぎないのです。
そのような、サラリーマンレベルの人間が、企業業績を正確に予測する
ことが出来ることの方が不思議なくらいです。
そもそも、企業経営は様々な、予測不能な事態が起こった時にどう対処できるかで、
業績は大きく変化しますので、企業の財務数字や業界の情報収集をするだけで、
予測など出来るものではありません。
企業業績は、その企業の経営者を筆頭とする人材の能力と、
その人材が生み出すビジネスの仕組みにかかっています。
その点を調査せずに、証券アナリストが企業業績の予測をしているとしたら、
その程度の予測は、一般企業の、経営企画・財務・経理などのある程度の社員であれば、
誰でも出来る程度の予測です。
事実、証券アナリストで、財務分析や経営企画の高度なスキルを持っている人は
一握りの一部の人だけでしょう。
そのような、証券アナリストの企業業績の予測と、
企業が公表する業績予測を比較すること事態ナンセンスなのです。
よって、企業業績の評価は、企業が公表した業績予測とその実績のみで
評価すべきで、決して、いい加減な証券アナリストの業績予測などを
集めた市場コンセンサスなどは考慮する必要もないものなのです。