No1055・・・現況有姿
現況有姿とは、現状のそのままの状態ということを意味しており、
中古一戸建てや中古マンションなどの不動産を売買する際に現況有姿でといった場合は、
修理やリフォームなどをせずに、そのままの状態で売買すること意味し、
現況有姿は、現状有姿とも呼ばれています。
この現況有姿という言葉は、不動産売買契約をする際に、売主の瑕疵担保責任を回避するために、
不動産売買契約書の項目に、引き渡しは現況有姿とする旨の記載をする際にも利用されています。
ちなみに、瑕疵担保責任とは、売買契約をした契約対象の物に隠れた欠陥などがあった場合に、
売主が買主に対して負うべき責任のことであり、買主は、隠れた欠陥などを見つけた場合は、
損害賠償請求をしたり、内容によっては契約解除をすることもできます。
■ビジネススキルを磨くマンツーマンセミナーと通信講座等のご案内
※セミナー会場は、JR山手線秋葉原駅徒歩1分(受講可能日時・平日・土日・祝祭日7時〜23時)
※各種通信講座は、受講期間6ヶ月から1年間(電子メールによる質問が何回でも可能)
・経営管理セミナー ・予算作成セミナー ・予算作成通信講座 ・経営管理通信講座
※経理・財務・経営企画業務の利益貢献度・各種管理業務合理化の後に残るもの・不動産相場情報
・経理業務の利益貢献度・経理業務の合理化の後に残るもの・いる社員といらない社員・日本の不動産相場
また、中古一戸建てや中古マンションなどの不動産を売買する時は、
現況有姿で売買することが一般的ではありますが、中古住宅の場合は、後から、
住宅に付帯する設備などが壊れていたり使えないケースもありますので、
不動産売買契約書に、現況有姿にて引き渡しをするという文言が入っている場合でも、
住宅の付帯設備表一覧表をチェックして、壊れている個所や使えないところがどこなのかを
契約時に明確にしておくべきで、そのような確認をしておけば、
現況有姿に関するトラブルを防ぐことができます。
尚、現況有姿にて中古一戸建てや中古マンションなどの建物を売買した後には、
売買契約をした契約対象の物件に隠れた欠陥などが見つかるリスクがありますので、
そのようなリスクに備える為にも、住宅瑕疵担保責任保険の加入は欠かせません。
現況有姿に関連する用語
※10年保証制度、住宅性能保証制度
※まもりすまい保険、瑕疵担保責任、住宅瑕疵担保責任保険
※住宅瑕疵担保履行法、特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律
※注文住宅、建売住宅(分譲住宅)
※狭小住宅
※住宅品質確保促進法、品確法、住宅の品質確保の促進等に関する法律