No595・・・有形固定資産回転率
有形固定資産回転率とは、形状を有する長期にわたって利用出来る
固定資産が、どれくらい売上高を生み出したかを示した財務指標で、
有形固定資産回転率は、有形固定資産の利用度を示す客観的な
指標であり、有形固定資産回転率は、経営分析における財務分析で
利用する効率性指標です。
※全産業有形固定資産回転率データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の有形固定資産回転率データ)
・全産業有形固定資産回転率
・製造業有形固定資産回転率
・非製造業有形固定資産回転率
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この有形固定資産回転率の計算結果が、多きれば多きいほど、
有形固定資産を効率的に利用して、売上高をあげていることになり、
逆に、有形固定資産回転率の算出結果が、小さければ小さいほど、
有形固定資産を有効的に利用できていなかったり、過剰な設備を
抱えていると見ることも出来ます。
また、有形固定資産回転率は、重厚長大型産業の製造業と固定資産を
それほど必要としない業種では大きく異なりますので、財務分析をする際は、
同業他社の有形固定資産回転率や同業種平均の有形固定資産回転期間と
比較しないと、固定資産を有効活用出来ているかどうかは分かりません。
そして、有形固定資産回転率は、企業の設備投資が適正であるかを客観的に
示す指標でもあるので、固定資産の増加率に比べて売上高の増加率が
低い期間が続いていることは、過剰な設備投資を続けている可能性もあるので、
資金を長期間固定する固定資産への投資評価については、有形固定資産回転率のような
客観的な指標に基づき、投資の効果を評価する必要があるでしょう。
計算式・・・有形固定資産回転率 = 売上高 ÷有形固定資産
有形固定資産回転率に関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー