No594・・・有形固定資産回転期間
有形固定資産回転期間とは、建物や機械装置などの有形固定資産を
利用して、どれだけ効率的に売上高を上げているかを示す財務指標で、
有形固定資産回転期間は、生産設備をどれくらい有効活用できているかを
示す客観的な指標であり、有形固定資産回転期間は、経営分析における
財務分析で利用する効率性指標です。
※全産業有形固定資産回転期間データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の有形固定資産回転期間データ)
・全産業有形固定資産回転期間
・製造業有形固定資産回転期間
・非製造業有形固定資産回転期間
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この有形固定資産回転期間は、設備投資の投資効率を示す指標ともいえ、
有形固定資産回転期間の計算結果が小さければ、生産性が高く生産設備を
有効活用していることを示しており、逆に、有形固定資産回転期間の
計算結果が多いと、有形固定資を有効活用できていないと判断出来たり、
生産設備である有形固定資産が過剰であると判断できるので、
有形固定資産回転期間が改善しない場合は、余剰設備を廃棄したり、
設備投資を縮小させる必要があります。
また、固定資産回転期間は、有形固定資産回転期間と異なり、
無形固定資産である特許権や営業権、投資その他の資産である、
子会社株式、関連会社株式、投資有価証券等も含まれているので、
全ての固定資産を利用して、どれだけ効率的に売上高を上げているかを
示す指標です。
尚、有形固定資産回転期間を活用して財務分析をする際は、同業他社の
有形固定資産回転期間や同業種平均の有形固定資産回転期間と
比較する必要があります。
計算式・・・有形固定資産回転期間(日数) = 有形固定資産 ÷ (売上高 ÷365日)
有形固定資産回転期間に関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー