No105・・・米国債の急落は要注意
日経平均株価もついに、6月12日に終値で1万円の大台を
回復しましたが、昨年の安値近辺と今年の3月の安値の際に
投資をした投資家は、既に充分なリターンを得ているはずです。
私も個人的に投資をしていたものは、6月12日までにほぼ利益を確定し、
現在、保有している株式は、電力・通信・鉄道などのディフェンシブ銘柄を
少々保有しているだけです。
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ちなみに、私の会社の方で運用している投資ポジションもほとんど利益確定し、
キャッシュポジションを大幅に高めています。
今後の株式市場の動向としては、これまでの上昇で過熱感が指摘されているようですが、
更に上昇が続く可能性も当然ありえるでしょう。
しかし、私の投資スタンスとしては、基本的に、下落が続く時は強気で対処し、
上昇が続く時は弱気で対処することを基本としている為、
今後は魅力的な投資対象を見つけるか、再度、大幅な下落でも無い限り、
投資は当分控える予定です。
現在の世界的な投資環境は、非常に危うい状態であることに変わりは無く、
昨年のような大幅な資産価格の下落が何時起こっても不思議ではないと考えています。
もし、昨年のような金融危機が再燃するとしたら、
米国債の急落を発端とする米ドルの機軸通貨としての地位が揺らぐことか、
昨年よりも更に財務体質が悪化しているといわれる、
欧州の金融機関の危機などが考えられますが、仮に、金融危機が再燃して
大幅な資産価格の下落が起こっても、現在の世界には、ペーパーマネーが
溢れかえっていますので、そこは絶好の買い場となるはずです。
とにかく、米国債の急落は要注意であると考えています。
仮に、米国債の急落から米ドルの通貨不安が起こり昨年を上回る
金融危機が数ヶ月以内に起こると予想するなら、
日経平均のプットオプションを小額買っておくと、株式などの金融資産のヘッジや
下落をチャンスに変えることも可能でしょう。