No103・・・販売基準(引渡基準・納品基準)
販売基準(引渡基準・納品基準)とは、売上や仕入の計上基準の1つで、
販売基準(引渡基準・納品基準)は、自社又は取引先が商品・製品を
相手に引渡した時点で収益や費用を認識する基準であり、
実務上は販売基準(引渡基準・納品基準)が
一般的に売上や仕入の計上基準に採用されています。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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この売上や仕入の計上基準には、販売基準(引渡基準・納品基準)の他には、
出荷基準(発送基準)、検収基準があり、
最も保守的で堅実な会計処理は検収基準です。
また、収益や費用の計上基準が検収基準でない場合である、
出荷基準(発送基準)や販売基準(引渡基準・納品基準)の場合は、
納品した商品が発注を受けた商品と異なる場合は、
当然、返品されて、売上高や仕入高の訂正処理を行なう必要が生じますが、
収益や費用の計上基準に検収基準を採用している場合は、
このようなことが起こる可能性は限りなく低下します。
そして、売上や仕入の計上基準に、出荷基準(発送基準)を採用せず、
検収基準を採用すれば、検収時に再度、発注時の内容と比較・検証する
検収という行為が必ず必要になる為に、企業間でよくトラブルになる
商品の仕様の問題や発注金額の問題などを防ぐ効果もあります。
ちなみに、未上場企業では、請求書発行時点に売上を計上したり、
請求書到着時点に仕入を計上することが多いのですが、
売上や仕入の計上基準に、請求書発行基準や請求書到着基準はありません。
尚、主な売上や仕入の計上基準は下記の通りです。
@発送基準(出荷基準)
A販売基準(引渡基準・納品基準)
B検収基準