No283・・・消耗品費
消耗品費とは、固定資産に計上されない、工具器具備品などの
使用すると磨耗したり消滅したりして使用出来なくなる物で、
1つで機能する10万円未満のものは全て消耗品費として
費用処理することができ、消耗品費として購入したものが期末に
未使用であった場合は、貯蔵品とすることが原則になります。
この消耗品費が10万円未満であるかの判定方法は、
1個又は1セットなど利用単位ごとやその物の機能が発揮する
償却単位ごとに判定し、具体例としては応接セットやパソコンなどが
該当します。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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また、消耗品費として購入したものが期末に未使用であっても、
購入時に全額損金算入出来る条件としては、おおむね各事業年度に、
一定数量を取得しており、その取得したものがその事業年度で消費され、
毎期購入時に消耗品費として損金算入をしていれば、消耗品費として
購入したものが期末に未使用であっても貯蔵品として処理することを
省略できます。
そして、消耗品費として購入したものが10万円以上20万円未満の
ものである場合は、固定資産に計上せずに、一括償却資産として
3年間で減価償却をし減価償却費として費用計上することも出来ます。
また、消耗品費の具体例としては、事務用品である、ボールペンや
鉛筆などの筆記用具、バインダーやコピー用紙、フロッピーディスクや
CD-R・CD-RW・DVDなどのパソコンの記憶媒体、ファックス・コピー・
複合機などのトナー、伝票、帳簿、封筒などの書類があり、事務用品が
大量で高額になる場合は消耗品費と区別して事務用品費の勘定科目を
別に設ける場合もあります。
尚、販売費及び一般管理費である消耗品費は、資金繰りの際も考慮すべき
ものであり、消耗品費の予算作成の際は、過去の実績などを考慮して予算を
作成することになります。
※消耗品費の仕訳例は下記の通りです。
例・・・1050(税込)の中古パソコンを、現金で購入した場合。
(借方) | (貸方) | ||
消耗品費 | 1000 | 現金 | 1050 |
仮払消費税等 | 50 |
消耗品費に関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー、予算
※金融、金利