No593・・・固定資産回転率
固定資産回転率とは、固定資産がどれだけ有効活用されているかを示す
財務指標であり、固定資産回転率の見方としては、計算結果が高ければ、
固定資産が有効活用されていることになり、固定資産回転率は、
効率性指標の1つです。
この固定資産回転率の数値をチェックすることにより、過剰な固定資産や
無駄な固定資産を抱えていないかを客観的に評価することができるので、
固定資産回転率が低ければ、投資効率が悪く、価値の低い資産に資金を
固定化していることになり、そのような状態を放置していると、余計な
ランニングコストが発生することにより、キャッシュフローの悪化要因ともなります。
※全産業固定資産回転率データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の固定資産回転率データ)
・全産業固定資産回転率
・製造業固定資産回転率
・非製造業固定資産回転率
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また、固定資産回転率は、企業の設備投資が適正であるかを客観的に
示す指標でもあるので、固定資産の増加率に比べて売上高の増加率が
低い期間が続いていることは、過剰な設備投資を続けている可能性もあるので、
資金を長期間固定する固定資産への投資評価については、固定資産回転率のような
客観的な指標に基づき、投資の効果を評価する必要があるでしょう。
尚、固定資産回転率や固定資産回転期間を利用し財務分析をする際は、
自社の過去の実績の推移、同業他社のデータ、同業種平均のデータと
比較しなければ、固定資産を有効活用出来ているかどうかは分かりません。
ちなみに、固定資産回転率などの中小企業の財務指標の統計資料は、
中小企業庁が、中小企業約80万社の決算データを業種別・規模別に分類し
作成している統計データが、中小企業庁のHPにて公表されています。
計算式・・・固定資産回転率=売上高÷固定資産
固定資産回転率に関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー