No657・・・販管費率
販管費率とは、売上高に占める販売費及び一般管理費の構成比率のことで、
販管費率は、低ければ低いほど、販売活動や管理活動の費用である販売費及び一般管理費が
少ないことを示す指標であり、販管費率は、財務分析における、収益性分析の指標の1つで、
販管費率は、営業経費率とも呼ばれることがあります。
この販管費率が低ければ、売上高営業利益率が高くなりますので、
販売費及び一般管理費は、売上高に対して、常に一定の比率に収まるように
コントロールする必要があります。
販管費率は業種によっても大きく異なる場合がありますので、販管費率の分析をする際に
注意するべきこととしては、比較対象にするのは、自社が属する業界平均データや自社と
同じ同業の企業と比較することが基本となります。
※全産業販管費率データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の販管費率データ)
・全産業販管費率
・製造業販管費率
・非製造業販管費率
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また、経営において、最もコントロールしやすいものは、自社の判断で発生が決定する、
販売費及び一般管理費なので、販売費及び一般管理費を、損益予算を作成することで
決定した、販管費率の範囲内に収めたり、予算の販売費及び一般管理費の総額の
範囲内で収めることは、企業の予算管理においては、最も基本的で初歩的なことであり、
最も容易なことです。
そして、販管費率を分析する際は、自社の時系列データの推移や同業他社や同業種の
平均値、あるいは、予算の販管費率と比較をしたりして、現在の状況を確認します。
尚、大半の企業では、販売費及び一般管理費の中で、大きなウエイトを占めているのが、
人件費であり、販管費率を管理することは、人件費を管理することともいえます。
ちなみに、人件費を左右するのが、人員計画と給与制度です。
計算式・・・販管費率(%) = 販売費及び一般管理費 ÷ 売上高 × 100