No749・・・実際原価計算
実際原価計算とは、製品の製造に実際に要した実績値を基に原価計算を
することであり、実際原価計算は、個別原価計算と総合原価計算に
分類することができ、実際原価計算の目的としては、財務会計と
管理会計の為に利用することです。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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この実際原価計算は、財務諸表を作成する為には必ず必要であり、
財務管理の為には、実際原価計算だけでなく、標準原価計算や
予定原価計算が必要になります。
ちなみに、標準原価計算のメリットとしては、予算編成の為に、製造原価の
予算作成に活用出来ることで、標準原価計算のデメリットとしては、統計や
科学的手法などに基づいて、標準原価を算定する必要があるので、算定作業が
複雑になりすぎて、事務作業の負担が大きいことです。
また、実際原価計算は、個別原価計算と総合原価計算に大別できますが、
個別原価計算とは、個別に受注した製品の原価計算に適した方法であり、
総合原価計算とは、製品を大量生産する場合に適した原価計算で、
総合原価計算には、下記の種類があります。
総合原価計算の種類
@単純総合原価計算
A組別総合原価計算
B等級別総合原価計算
C工程別総合原価計算
D連産品総合原価計算
尚、実際原価計算のデメリットや欠点としては、実際原価は価格の変動が激しいことと、
原価確定のタイミングが遅れることです。
原価計算に関する用語 | |||
■原価計算 | ■単純総合原価計算 | ■組別総合原価計算 | ■等級別総合原価計算 |
■工程別総合原価計算 | ■連産品総合原価計算 | ■個別原価計算 | ■部門別個別原価計算 |
■実際原価計算 | ■標準原価計算 | ■予定原価計算 | ■直接原価計算 |
■全部原価計算 | ■単純個別原価計算 | ■総合原価計算 | ■減損 |
■作業屑 | ■歩減 | ■歩留 | ■歩留率 |
■副産物 | ■仕損 |