No750・・・標準原価計算
標準原価計算とは、統計や科学的手法などに基づいて、製品を一つ作る為に、
幾らコストが発生するかをあらかじめ見積もっておき、その見積原価である、
製品1単位当たりの原価で、製品の原価を計算する方法で、原価計算は、
実際原価計算、標準原価計算、予定原価計算に大別できます。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
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この標準原価計算は、統計や科学的手法などに基づいて、直接材料費、
直接労務費、製造間接費の各原価要素ごとに、製品1単位あたりの標準原価を
設定し、それらの各原価要素を合計して、原価標準を計算します。
また、標準原価計算のメリットとしては、予算編成の為に、製造原価の予算作成に
活用出来ることであり、標準原価計算のデメリットとしては、統計や科学的手法などに
基づいて、標準原価を算定する必要があるので、算定作業が複雑になりすぎて、
事務作業の負担が大きいことです。
企業予算を作成する際は、標準原価計算ではなく、過去の実績と今後の見通しを加味した、
予定原価計算を用いる方が、より現実的で実用的といえます。
ちなみに、予定原価計算とは、過去の実績と今後の見通しを加味して、製品を一つ作る為に、
幾らコストが発生するかを計算する方法で、現実的な予定原価計算は、標準原価計算よりも、
予算の作成に適した方法といえます。
尚、標準原価計算は、個別原価計算と総合原価計算に大別できますが、
個別原価計算とは、個別に受注した製品の原価計算に適した方法であり、
総合原価計算とは、製品を大量生産する場合に適した原価計算で、
総合原価計算には、下記の種類があります。
総合原価計算の種類
@単純総合原価計算
A組別総合原価計算
B等級別総合原価計算
C工程別総合原価計算
D連産品総合原価計算
原価計算に関する用語 | |||
■原価計算 | ■単純総合原価計算 | ■組別総合原価計算 | ■等級別総合原価計算 |
■工程別総合原価計算 | ■連産品総合原価計算 | ■個別原価計算 | ■部門別個別原価計算 |
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■副産物 | ■仕損 |