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等級別総合原価計算

等級別総合原価計算<経営者の為の用語集経営財務情報








No756・・・等級別総合原価計算


等級別総合原価計算とは、同じ種類の製品を、サイズ、品位、形状、

重量などによって等級に区別する場合に用いる原価計算のことで、

等級別総合原価計算は、製造工程の数により、単一工程等級別総合原価計算と

工程別等級別総合原価計算を、使い分けることになります。


※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)

財務指標データ






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この等級別総合原価計算では、最初に、製造する製品に等級をつけて、

次に、各等級製品の単位あたりの価値の割合である等価係数を設定し、

続いて、各等級製品の等価係数に、各等級品の生産量を掛けて積数を算出して、

最後に、原価計算期間の完成品総合原価を、積数の比で按分し、

各等級製品の完成品原価を計算します。


ちなみに、総合原価計算の種類としては、単純総合原価計算組別総合原価計算

等級別総合原価計算、工程別総合原価計算連産品総合原価計算があります。


各等級製品の積数と各等級製品の完成品原価の計算式は、下記の通りです。


各等級製品の積数と各等級製品の完成品原価の計算式

@各等級製品の積数=各等級製品の完成品数量×等価係数

A各等級製品の完成品原価=完成品総合原価÷各等級製品の積数合計×各等級製品の積数


そして、等級別総合原価計算の流れとしては、原価要素である、材料費労務費経費

当月消費高が、仕掛品に集計され、完成品原価を、積数の比で按分して、仕掛品から

各等級製品に集計されることになります。


尚、等級別総合原価計算でも、減損仕損副産物作業屑などを考慮して、

完成品原価と月末仕掛品原価を算定することになります。

原価計算に関する用語
原価計算 単純総合原価計算 組別総合原価計算 等級別総合原価計算
工程別総合原価計算 連産品総合原価計算 個別原価計算 部門別個別原価計算
実際原価計算 標準原価計算 予定原価計算 直接原価計算
全部原価計算 単純個別原価計算 総合原価計算 減損
作業屑 歩減 歩留 歩留率
副産物 仕損