No1389・・・減価償却
減価償却とは、固定資産の使用による磨耗や、時の経過等による価値の目減り分を
費用として計上する会計処理方法のことであり、減価償却をすることにより発生した減価償却費は、
非現金支出費用なので、キャッシャフローにはプラスに作用します。
この減価償却は、建物・建物附属設備・構築物・機械装置・車両運搬具・工具器具備品等の
固定資産の取得価額を、その使用可能な期間に応じて費用計上する会計処理方法ですが、
減価償却の方法には、毎期均等額を費用化する定額法と、毎期一定率を費用化する定率法の
2つの減価償却方法があります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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また、普通償却以外の減価償却には、特別償却、即時償却、割増償却があって、
減価償却の記帳方法には直接法とも呼ばれる直接控除法と間接法とも呼ばれる間接控除法があり、
接控除法とは、有形固定資産を減価償却する際に計算された減価償却費を、有形固定資産の帳簿価額から
減価償却費相当額を直接控除する方法のことで、間接控除法(間接法)とは、有形固定資産を減価償却する際に
計算された減価償却費を、減価償却累計額という評価勘定を用いて間接的に控除する方法です。
尚、減価償却をすることにより発生した減価償却費は非現金支出費用でキャッシュフローに
プラスに作用する項目なので、損益計算書上で大きな赤字であっても、減価償却費が多額に
計上される製造業等では、キャッシュフローは黒字になっている場合もあり、
企業のキャッシュフローを見る上では減価償却費は重要な項目の1つです。
減価償却に関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー
※減価償却、減価償却資産、非減価償却資産
※減価償却累計額、固定資産、減価償却費、勘定科目
※備忘価額
※帳簿価額、勘定科目
※減損会計、土地、建物、固定資産
※資本的支出、固定資産、耐用年数
※定額法、定率法
※非現金支出費用