No34・・・当座資産
当座資産とは、流動資産の中でも、短期間のうちに回収される資産のことで、
当座資産は主に、現金、預金 、売掛金、受取手形 、有価証券等があり、
財務分析をする際に、流動資産ではなく、当座資産を利用して
安全性分析をする方がより支払い余力を厳しく見ることになります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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また、当座資産の中の、売掛金や受取手形の中には当然全て直ぐに
現金化出来るものばかりとは限らないので、当座比率の数字を
そのまま信用する事はリスクがあります。
それらの背景を考慮すると、当座資産を用い財務分析をする際に、
売掛金や受取手形の内容に疑問がある時は、例えば、それらを適切な金額で
評価することも考える必要があります。
そして、一般的に、当座資産が流動負債を上回っていれば、
資金繰りに問題ないと思われがちですが、当座資産と流動負債の関係で
財務を判断する財務比率分析は静態的分析であり、
静態的分析で企業の真の支払能力を掴むには限界がありますが、
動態的分析と呼ばれる資金移動表は、企業の真の支払能力を掴むことが出来ます。
ゆえに、当座資産の多寡や流動比率や当座比率などの財務比率分析だけで、
企業の財務内容を判断することは出来ません。
当座資産に関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー