No884・・・長期金融市場
長期金融市場とは、取引期間が1年以上の長期金融取引が行われる市場のことであり、
長期金融市場は、資本市場(キャピタルマーケット)とも呼ばれており、長期金融市場である証券市場は、
株式市場と公社債市場に分類できます。
ちなみに、取引期間が1年未満の金融取引が行われるマーケットが短期金融市場です。
この長期金融市場である株式市場と公社債市場は、発行市場と流通市場に分類することができ、
長期金融市場は、企業にとっては、設備投資や長期運転資金などの資金使途で利用されています。
また、長期金融市場である証券市場は、企業が株式や債券を発行することにより資金調達する市場で、
企業が株式を発行する市場が株式市場であり、企業が債券を発行する市場が債券市場で、債券市場とは、
国債、地方債、社債などが売買される市場であり、債券市場を分類すると、国内市場・海外市場、
発行市場・流通市場、現物市場・先物市場、取引所市場・店頭市場に区分することができます。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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そして、長期金融市場は、市場参加者による将来の景気予測や景気の実態により大きく左右されやすいので、
景気の拡大場面や景気が回復すると予想される時期は、長期金融市場での資金調達コストは増加して、
景気の下降局面や景気が悪化すると予想される時期では、長期金融市場での資金調達コストは
減少することになります。
尚、長期金融市場に含まれるものとして、東京電力などの電力会社が発行する電力債がありますが、
電力債は、日本国債に次いで信用力の高い債券であり、電力債は、その高い信用力を背景にして、
電気を安定供給するインフラ整備の為には欠かせない仕組みです。
ちなみに、平成23年3月11日に発生した東日本大震災を原因とする福島原発事故による賠償問題で、
東京電力に過度な賠償負担を負わせると、その影響は電気・ガス業セクターである東京電力が
発行する電力債だけに留まらず、他の電力会社の電力債にも波及して日本全体の電力コストの増加にも
繋がりかねないので、社会的なコストが最小限になるように福島原発賠償問題を解決するべきでしょう。
長期金融市場に関連する用語
※長期金利、短期金利、借入金、金利
※固定金利、変動金利
※直接金融、株式、債券、有価証券、 間接金融、資金調達
※短期金融市場、資金調達
※インターバンク市場、 オープン市場、コール市場
※ライボー、タイボー
※無担保コール翌日物
※短資会社
※金融
※ベーシスポイント
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