No1442・・・製造原価明細書
製造原価明細書とは、製造原価の内容を総合的に説明している損益計算書(PL)の付属明細書のことで、
製造原価明細書は、財務諸表等規則75条2項にて、当期製品製造原価の発生する企業に対して作成が
義務付けられています。
この製造原価明細書は、製造原価報告書とも呼ばれ、製造原価明細書は、製造業の財務諸表といわれることも
ありますが、厳密には、製造原価明細書は、財務諸表ではなく、損益計算書(PL)の付属明細書です。
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この製造原価明細書の主要項目の説明は下記の通りです。
製造原価明細書の主要要素の説明
・材料費とは、製造原価を構成する1つである、製品を生産するために消費した材料を処理する勘定科目で、
材料費には、直接材料費と間接材料費があります。
・労務費とは、製造原価の要素の1つであり、製品を生産する過程で発生した従業員の賃金等を処理する勘定科目で、
労務費には、直接労務費と間接労務費があります。
・経費とは、製造原価の要素の1つであり、製品を生産する過程で発生した材料費や労務費以外の費用を
処理する勘定科目で、経費には、直接経費と間接経費があります。
・製造間接費とは 損益計算書の製造原価を構成する要素の1つであり、製品を生産する過程で発生した
どの製品にも特定できない費用を処理する勘定科目で、製造間接費は、 最終的に合理的な配賦基準を
基に各製品に配賦されます。
・仕掛品とは、工場の生産ラインに材料等を投入して製造途中にある物品のことで、
期末に保有する仕掛品の評価方法には、原価法と低価法があります。