No208・・・仮受金
仮受金とは、金銭を受け取った際に、その内容やその金額が
未確定の場合に一時的に用いられる負債の勘定科目であり、
仮受金は、負債としての性質を持ち、仮受金は、貸借対照表上では、
流動負債の部に表示されます。
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また、仮受金は、その性質上決算までには内容を確定させ振替る
必要があり、内容や金額が確定したら、取引内容に応じて
本来会計処理されるべき勘定科目へ仮受金を振替仕訳することに
なります。
そして、仮受金で会計処理した場合、貸借対照表上では、
流動負債の部のその他流動負債として表示するのが基本ですが、
仮受金に金額的な重要性がある場合は、仮受金として流動負債の中に
明示する必要があります。
また、仮受金は、実務において前受金と混同されているることが
多々見受けられますが、前受金とは、企業の通常の営業活動の取引により、
商品や製品等の販売前に、代金の一部又は全部を手付金や内金として
受け取ったことで、前受金は負債としての性質があり、前受金は、
貸借対照表上では、流動負債の部に表示されます。
そして、お金を出金する際に、その使途やその金額が未確定の場合に
用いられる勘定科目が仮払金で、、仮払金は、主に役員、従業員に
一時的にお金を仮払いしたケースに使用される科目であり、
仮払金は、企業が役員や従業員の営業活動に伴う旅費や経費の概算金額を
支払う場合に使用します。
※仮受金の仕訳例は下記の通りです。
例・・・従業員から、内容が不明な現金1000を受け取った場合。
(借方) | (貸方) | ||
現金 | 1000 | 仮受金 | 1000 |