No200・・・仮払金
仮払金とは、お金を出金する際に、その使途やその金額が未確定の
場合に用いられる資産の勘定科目で、仮払金は、主に役員、従業員に
一時的にお金を仮払いしたケースに使用される科目であり、
仮払金は、企業が役員や従業員の営業活動に伴う旅費や経費の
概算金額を支払う場合に使用します。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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また、仮払金は、その性質上決算までには精算をすることが望ましく、
仮払金が精算されたら、本来会計処理されるべき勘定科目へ仮払金を
振替仕訳する必要があります。
そして、役員に対する仮払金が長期間返済されず放置されていると、
税務当局に貸付金などと認定されて認定利息が発生したり、
場合によっては役員賞与とみなされるケースもありうるため、
役員に対する仮払金の取り扱いには特に注意が必要です。
また、稀に、立替金と仮払金が混同されて会計処理されているケースが
ありますが、立替金は企業が役員、従業員、取引先などの代わりに支払を
済ませた場合に用いられ、仮払金は、企業が役員、従業員、取引先などに
金銭を支払う際に、その使途やその金額が未確定の場合に用いられます。
尚、仮払金は、貸借対照表の流動資産の部に表示され、仮払金の金額が
総資産の100分の1を超える場合は、貸借対照表上では仮払金と明示し、
仮払金の金額が総資産の100分の1を超えない場合は、貸借対照表上では
その他の流動資産に含めて会計処理することになります。
※仮払金の仕訳例は下記の通りです。
例・・・従業員に経費として、現金1000を仮払した場合。
(借方) | (貸方) | ||
仮払金 | 1000 | 現金 | 1000 |