No474・・・売上割引
売上割引とは、売上代金を期日前に支払を受けたり、売上代金の
支払方法を手形支払から現金支払に変更してもらった時等に用いる
勘定科目で、売上割引は、得意先から売上債権を前倒しで支払を
受けることに対する金融費用の性質があり、売上割引は、
損益計算書上では、営業外費用の項目に表示します。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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この売上割引は、金融取引の性質があるため、売上値引きなどのように、
売上高からを売上割引を直接減額する会計処理はできません。
また、売上割引に性質が似た勘定科目に仕入割引がありますが、
仕入割引とは、仕入代金を期日前に支払ったり、仕入代金の支払方法を
手形支払から現金支払に変更した場合等に用いる勘定科目です。
そして、売上割引のような売上高の控除勘定科目には、
売上値引高(売上値引)、売上戻り高、売上割戻しがあり、
それぞれの内容は下記の通りです。
まず、売上値引高(売上値引)とは、販売した商品等について、品違い、
量目不足、品質不良、納期遅延、損傷、汚れなどの理由で売上取引の
金額を減額修正する勘定科目のことです。
次に、売上戻り高とは、販売した商品等について、品違い、量目不足、
品質不良、納期遅延、損傷、汚れなどの理由で返品されたため、
売上取引の金額を減額修正する勘定科目です。
最後に、売上割戻しとは、一定期間内に売上高等を基準として、売上代金の
一部を割戻す商習慣で、売上割戻しは、一種のリベートといえます。
※売上割引の仕訳例は下記の通りです。
例・・・クライアントに売上代金50を減額するとの条件で、早期に売上代金1000を
振りんでもらう依頼をして、売上代金950が普通預金に入金された場合。
(借方) | (貸方) | ||
普通預金 | 950 | 売掛金 | 1000 |
売上割引 | 50 |