No207・・・預り金
預り金とは、役員や従業員又は取引先等から一時的に金銭を預り、
その後受け取った者もしくはそれ以外の者へ返金する必要がある金銭で、
預り金は、負債としての性質があり、預り金は、貸借対照表上では、
流動資産の部に表示されます。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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そして、預り金で会計処理する際に多いケースは、給料の支給時に
給料から控除される、源泉所得税・住民税・健康保険料・厚生年金保険料・
雇用保険料を預かった場合で、それらは会社と本人の負担割合に応じて、
本人負担の場合は預り金とし、社会保険料の会社負担の場合は、
法定福利費として会計処理することになります。
また、預り金に似た性質の負債の勘定科目としては、クライアントから
預かった消費税があり、クライアントから消費税を預かった場合は、
仮受消費税として会計処理し、仮受消費税はクライアントから一時的に
預かった預り金なので、決算時には預った消費税から、購買をした際に
支払った消費税を差引き未払消費税を算出し、後日、預り金である
未払消費税を税務署に納付することになります。
そして、営業取引に関連する預り金としては、営業保証金などの、
一般的な取引慣行において預かった短期間に返却をするものなどは
預り保証金で処理し、この預り保証金は、貸借対照表上は流動負債の部に
預り金に含めて表示することになりますが、この預り保証金が
金額的重要性がある場合には、預り保証金として預り金とは別に
表示することになります。
※預り金の仕訳例は下記の通りです。
例・・・給与から天引きした源泉所得税1000を現金で税務署に納付した場合。
(借方) | (貸方) | ||
預り金 | 1000 | 現金 | 1000 |
預り金に関連する用語
※出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律
※グレーゾーン金利、利息制限法、出資法