No1021・・・親子ローン
親子ローンとは、一戸建てや中古マンションなどの不動産を購入する際に親子でローンを
組んで返済するスタイルの住宅ローンのことであり、親子ローンのメリットとしては、
1人でローンを組むより、借入金額を増やせたり、返済期間を長くすることがてきることで、
親子ローンには、親子リレーローンと親子ペアローンがあります。
住宅ローンの申込資格の1つに、申込者の年令が申込時に60歳以下で且つ完済時の年令が
70歳から80歳であるという年齢制限があるのですが、親子ローンの親子リレーローンでは、
親が高齢でも子供が年齢制限内なら申込が可能なのです。
親子で住宅ローンを組んで二世帯住宅を建てることを検討する際に最初に考えることは、
親子ローンの親子リレーローンと親子ペアローンのどちらを利用するのか決定することであり、
借入金額を増やしたいのであれば親子ペアローンを利用する方がよく、返済期間を長くしたい場合は、
親子リレーローンを利用することになります。
また、親子ローンの親子ペアローンを利用する場合でも、親子双方が団体信用生命保険に
加入する必要がありますが、万が一親か子のいずれかが亡くなった場合は、
住宅ローンが弁済されるのは亡くなった方の債務だけとなり、
親子リレーローンの団体信用生命保険に関する注意点としては、
団体信用生命保険の加入者は原則として子供になりますので、
親が亡くなった場合でも住宅ローンは全額残ることになります。
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そして、親子リレーローンのメリットと親子リレーローンのデメリット、
親子ペアローンのメリットと親子ペアローンのデメリットは下記の通りです。
親子リレーローンのメリット
■親が高齢でも住宅ローンを組むことができる
■親子2代で住宅ローンを返済していくので、返済期間が長く組める
親子リレーローンのデメリット
■住宅ローン控除の適用は返済者のみであること
■後継者の共有持分は2分の1が上限であること
親子ペアローンのメリット
■親子双方が固定資産税の軽減を受けられること
■親子双方が住宅ローン減税を受けることができる
■親子の収入を収入合算するので借入可能額が増加すること
親子ペアローンのデメリット
■区分登記条件を満たす為に2世帯住宅の構造と機能が必要になる
■ローン事務手数料などの諸費用が増加する
尚、親子ローンの親子リレーローンとは、親が一戸建てやマンションを購入する際に組んだ住宅ローンを、
子供が引き継いで返済する住宅ローンのことです。
ちなみに、親子ペアローンの場合は、親子双方が住宅ローン控除を受けることが出来ますが、
親子リレーローンの場合は、親と子の双方が住宅ローン返済をしている場合は、
親と子の双方が住宅ローン減税を受けることができますが、当初の住宅ローンを
親が全額返済していた場合に、親が退職することで収入も無くなるので、
子供にローンの返済が引き継がれた場合については、その子供は住宅ローン控除を
受けることができないので注意が必要です。
親子ローンに関連する用語
※住宅瑕疵担保責任保険、瑕疵担保責任
※地盤沈下、液状化、不動産情報
※投資用マンション、インカムゲイン、キャピタルゲイン
※ゆとり返済(ゆとりローン)、ステップ返済(ステップローン)
※繰上返済
※狭小住宅
※ローン特約(ローン条項)
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※住宅ローン事前審査、住宅ローン本審査