No8・・・資金繰り管理に時間がかかる経理社員はNG?
経営者にとって、経営において最も気になる事は資金繰りであるので、
経理社員が作成する資金繰り表は最も気にしている資料の1つでしょう。
そのような大事な資金繰り表が、皆さんの会社ではすぐに提出されていますか?
結論から言うと、経営者が経理社員に資金繰りの現状を確認したいと告げてから、
1日以内に資金繰り表の提出がされなければ、経理社員が日頃の準備を何も
していないか、不必要な業務をし、いたずらに時間が掛かっているか、あるいは
資金繰りのことが理解できていないかの、いずれかであると判断できます。
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また、資金繰りに限らず、経理社員が業務に携わるときに意識すべき主要な
ことは下記の通りです。
@経営者の為に、経営判断のサポートをする資料を提供すること。
A資料はただ正確なだけでは駄目で、必要な時に直ぐに提供出来ること。
B資料は、経営者が見やすく分かりやすいものでなければならない。
上記の3つの事が全て出来ている経理社員は、滅多にいませんし、
経理社員だけでなく、上記の様な事が出来ない管理系社員は、到底管理職には
相応しくありませんし、現在であれば、一般事務かアルバイト程度の市場価値しか
ないといっても過言ではありません。
そして、頼りない経理社員が作成した、資金繰り表は、経営者がその表を見ると
色々な事が頭をよぎる筈です。
「収入として計上している金額は確実なんだろうか?」
「支出は全て網羅されているのか?」
「手形割引可能額の把握や借入可能な枠の金額は把握してるか?」
「本当に月中に資金ショートする恐れは無いのか?」
経営者に、上記の様な心配をさせる経理社員は失格なのです。
やはり、経営に直結する経理社員の能力は経営者が自ら判断するしかない
でしょうから、先ほどの3つの条件に照らして、経理社員の仕事振りを改めて
見てみると、優秀か優秀でないかの判断は簡単につくはずです。
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー、予算、金融、金利