No81・・・実査
実査とは、実物検査のことで、実際に現場に行き、
帳簿上の記載と実物の数量や金額を調査する作業のことで、
実査は、監査法人が資産の実在性を確認する為に、
定期的に実施しており、実査の実施日は、原則期末日直後ですが、
実務上一般的には期末日から数日経過した時期に実施することが多いようです。
この実査は、公認会計士の主要な業務である監査の基本であり、
監査の基本フローは、実査→立会→確認になります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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ちなみに、監査手続には様々なアプローチ手法があり、
財務諸表を分析することによる財務分析や、会計帳簿の突合や証憑の突合、
通査や閲覧などがあります。
また、資産の勘定科目の金額の正確性を確認するには、
現物を実際に確かめる実査をすることが最も効果的で効率的です。
この実査の対象資産には、当然業種の違いにより様々な資産があり、
業種によっては、社外に資産がある場合などもあり、
建設業や不動産業などの仕掛案件の工事現場である棚卸資産なども、
当然、実査の対象です。
これらの工事現場などの棚卸資産については、金額的重要性や、
工事期間が長期化しているものについては、利益操作による
粉飾決算などに利用されかねない為、資産の所在地が遠距離であったり、
複数に散在している場合でも、重要な資産については
実査の対象からはずれることはありません。
尚、実査の具体的主な実施項目は下記の通りです。
@現金
A預金通帳
B受取手形
C棚卸資産
D有価証券
E有形固定資産