No572・・・手元流動性
手元流動性とは、直ぐに使用できる現金・当座預金・普通預金などと、
容易に換金化出来る短期所有有価証券の合計額のことで、手元流動性が
潤沢な企業ほど、短期的な支払能力が高いといえ、手元流動性は、
財務の安定性を評価する、財務分析における安全性分析の指標なのです。
この手元流動性が多ければ、短期的な資金繰りにはプラスですが、
手元流動性が多すぎる場合は、資産を有効活用出来ていないと
見ることもでき、上場会社で、1株純資産を大幅に下回るほど株価が低迷し、
手元流動性が多い企業は、買収のターゲットになる可能性もあり、
手元流動性が多すぎると、企業経営にとってマイナスの事態に陥る可能性もあります。
※全産業手元流動性比率データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の手元流動性比率データ)
・全産業手元流動性比率
・製造業手元流動性比率
・非製造業手元流動性比率
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ちなみに、敵対的買収の主な予防策は下記の通りです。
敵対的買収の主な予防策
@ポイズンピル(毒薬)
Aゴールデンパラシュート (金の落下傘)
Bスタッガードボード(捻じれた役員会)
また、敵対的買収の主な対抗策は下記の通りです。
敵対的買収の主な対抗策
@ホワイトナイト(白馬の騎士)
Aパックマン・ディフェンス
Bスコーチド・アース(焦土作戦)
尚、手元流動性は、月商(1か月の売上高)の何ヵ月分あるかで、短期的な支払能力が
どれくらいあるかを判断材料にするのが一般的で、この手元流動性を月商(1か月の売上高)で
除したものが手元流動性比率と呼ばれている財務指標です。
手元流動性に関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー