No642・・・予算体系
予算体系とは、企業においては、個別の計画を相互に関連させて、論理的に
全体の構成を纏めた、予算の設計図の様なものであり、予算体系は、企業や
業種によって多少異なりますが、基本的な予算体系は、企業や業種によって
大きく変わることはありません。
この予算体系は、総合予算である、見積貸借対照表、見積損益計算書、
見積キャッシュフロー計算書、見積資金繰り表を頂点として、それらの
構成要素に、経常予算と資本予算があり、経常予算は、損益予算と
資金予算、資本予算は、設備予算と投資予算で構成されています。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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また、予算体系は、予算の全体像を示すものなので、予算編成をする際は、
最初に、予算体系を決定しておく必要があります。
ちなみに、企業予算を作成するポイントとしては、予算の作成対象範囲の把握と、
予算を作成する手順を理解する必要があります。
そして、予算体系というように、会社予算を作成する際は、予測財務諸表である、
貸借対照表・損益計算書・キャシュフロー計算書を、いきなり作成するのではなく、
それらの個々の項目の計画をまず作成して、個々の項目の計画を積み上げた結果として、
会社予算のゴールである、予測財務諸表が完成します。
尚、企業において、予算体系を決定する部署は、組織に経営企画室が
存在する場合は、、経営企画室の役割となりますが、組織に経営企画室が
存在しない場合は、経理部の役割となります。