No1645・・・源泉徴収制度
源泉徴収制度とは、給与や報酬などの所得の支払者が、支払いをする際に所定の決められた
方法で所得税を計算し、給与や報酬などから税額を差し引いて国等に納付する制度のことで、
源泉徴収制度では、所得の支払者が源泉徴収義務者となり、国に代わって所得税を徴収することになっています。
この源泉徴収制度において源泉徴収対象者から源泉徴収される所得税は、賦課課税方式と
思われる場合もありますが、源泉徴収の制度は特例であり、申告納税方式の例外といえます。
また、源泉徴収制度は、戦時下において税金の徴収を容易にする為に始められた制度でもあるので、
源泉徴収制度の問題点が指摘されることもありますが、源泉徴収制度の対象となっている所得の大半は、
確定申告をしてもそれほど税額が変化しない所得が多いので、国の徴税コストを考慮しても、
源泉徴収制度は、悪い制度ではないと思います。
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尚、パートやアルバイトなどの非正規社員に支払われる給料も源泉徴収制度に基づく源泉徴収の対象となりますが、
会社によってはパートやアルバイトなどの非正規社員は源泉徴収をしていない場合もありますので、
源泉徴収をされていないパートやアルバイトの人が、税金をとり戻せると思って確定申告をすると、
逆に、所得税や住民税を納付する可能性もありますので要注意です。
源泉徴収制度に関する用語
・青色申告、白色申告
・利子所得
・配当所得
・不動産所得
・事業所得
・給与所得
・退職所得
・山林所得
・譲渡所得
・一時所得
・雑所得
※確定申告、所得税、給与所得、住民税、基礎控除、所得控除
※源泉徴収義務者、源泉徴収対象者、源泉徴収、源泉税
※源泉徴収税額表、給与所得者の扶養控除等(異動)申告書
※源泉徴収税額表の甲欄、源泉徴収税額表の乙欄、源泉徴収税額表の丙欄
※正規雇用、正社員、非正規社員、非正規雇用
※源泉徴収簿(賃金台帳)、支払調書、給与支払報告書