No796・・・純資産価額方式
純資産価額方式とは、取引相場のない株式を評価する際に、
課税時期においての正味財産に基づいて、株価の評価を
する方法のことであり、純資産価額方式は、国税庁方式である、
財産評価基本通達による評価方法の1つで、純資産価額方式以外の
国税庁方式には、配当還元方式や類似業種比準方式などがあります。
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この純資産価額方式は、課税時期における資産と負債を、
相続税評価額で評価し、資産の含み益がある場合は、
その評価差額に対する法人税額等相当額を控除して
評価する方式です。
また、国税庁方式において、取引相場のない株式を評価する際は、
原則として、最初に、会社を、従業員数、総資産価額、売上高などの
評価基準で、大会社、中会社、小会社に区分します。
次に、大会社と判定された場合は、類似業種比準方式で評価し、
小会社と判定された場合は、純資産価額方式で評価し、
中会社と判定された場合は、類似業種比準方式と純資産価額方式の
両方で評価することになります。
尚、純資産価額方式における、評価差額に対する法人税額等を計算する際は、
評価差額に42%を乗じて算出します。
純資産価額方式に関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー
※減損処理、公認会計士、株式公開企業
※株式公開会社、上場会社、上場企業、会社法、大会社、非上場会社
※非上場企業、未公開会社、未公開企業、減損会計
※減損損失、法人税、損金、損金不算入、申告調整
※非上場株式(未公開会株式)
※純資産、内部留保