No396・・・鉱業セクター
鉱業セクターとは、原油、天然ガス、石炭、鉄、プラチナ、金、銀、銅などの
鉱物資源を採掘する産業のことで、鉱業セクターは、鉱脈や油田を発見し
開発する、探鉱開発事業が事業の中心であるため、世界規模での
鉱物資源獲得競争でいかに自社の鉱脈や油田の権益を獲得できるかが
ポイントになる業種です。
※鉱業・採石業・砂利採取業財務指標データ
(日本の鉱業・採石業・砂利採取会社約4千社の規模別の財務指標データ
・鉱業・採石業・砂利採取業財務指標
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この鉱業セクターは、大きく、原油、天然ガス、石炭などのエネルギー資源、
鉄など鉄資源、プラチナ、金、銀、銅、レアメタル(希少金属)などの
非鉄資源に大きく分類することができ、世界的に各セグメントは一握りの
主要企業や国家がかなりのシェアを独占する寡占状態になり価格決定力を
持っているものが多く、この鉱業セクターの世界的な主要企業の利益は、
そのことを裏付けるほど巨額な利益を稼ぎ出しています。
また、鉱業セクターに特有なこととしては、これらの鉱物資源は有限で
あるため、いかに有望な鉱脈や油田を発見しどれだけ自社の権益を
最大化することができるかが、企業の利益に直結します。
ちなみに、権益とは、出資持分に応じて産出された鉱物資源を引き取れる
権利のことで、鉱業法により鉱業権として貸借対照表の無形固定資産の
部に計上されます。
そして、鉱業セクターは、BRICsなどの新興国の経済発展に伴う
エネルギー需要や、旺盛な消費に後押しされることによる国際商品市況の
高騰により、近年、鉱業セクター各社は空前の利益を計上していますが、
最近のエネルギー価格の高止まりなどを受けて、脱石油化の為の本命の
エネルギー技術である、太陽電池・リチウムイオン電池・燃料電池などの
開発や、電気の発電コストが最も廉価なエネルギー源であり、CO2の排出量が
少ない原子力発電の発電所が世界各国で建設ラッシュとなっています。
ちなみに、セクターと業種は同じ意味で使われており、
日本の業種別株価指数(SectorIndex)は東証業種別株価指数では
33業種に分類されています。
鉱業セクター企業一覧
証券コード | 企業名 | 市場 |
1514 | 住石ホールディングス | 東証1部 |
1515 | 日鉄鉱業 | 東証1部 |
1518 | 三井松島産業 | 東証1部 |
1605 | 国際石油開発帝石ホールディングス | 東証1部 |
1661 | 関東天然瓦斯開発 | 東証1部 |
1662 | 石油資源開発 | 東証1部 |
1702 | 共立マテリアル | 名証2部 |