No1607・・・タックスプランニング
タックスプランニングとは、将来の法人税等の負担額と将来の課税所得を想定して
税制の仕組みや特徴を考慮し無駄な税金を払わない為の合法的な節税対策の
計画を立案することです。
タックスプランニングを計画することは、繰延税金資産の回収可能性を証明する上でも
必要なことで、タックスプランニングでは、繰延税金資産の回収可能性、繰越欠損金、
将来減算一時差異、将来加算一時差異、繰延税金負債、税効果会計、移転価格税制などを
考慮して計画を立案することになります。
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また、タックスプランニングは、法人だけでなく個人にも必要で、例えば、将来の相続対策を想定して、
毎年、生前贈与を実施したり、相続税評価額を押さえる為に、所有する土地に建物を建てたりすることで、
身近な個人のタックスプランニングとしては、主婦の方が、パートとして働く場合に、
来年は、所得税が発生しない水準である年収103万円以下(給与所得38万円以下)に押さようと考えたり、
住民税が発生しない水準である年収98万円以下(給与所得33万円以下)に押さえようと考えるようなことも
タックスプランニングといえます。
ちなみに、申告納税方式の税金としては、所得税、法人税、相続税、贈与税、消費税などで、
賦課課税方式の税金としては、加算税、過怠税個人の住民税、事業税、固定資産税等が該当し、
個人の住民税の納付方法には普通徴収と特別徴収があります。
そして、タックスプランニングは、将来の税金のことだけを考慮するのではなく、
将来の課税所得も見積もる必要があるので、タックスプランニングの算定の為には、
単年度の予算や中長期の予算も必要になりますので、予算のBS・PL・CFの作成が必須になります。
尚、海外の企業は、税金もコストという考えが徹底しているので、税金についても、コスト削減をすることと
同じように、タックスプランニングをし合法的範囲内で税コスト削減をしていますが、
日本の企業には、税金がコストという認識は、まだ根づいていないようです。
タックスプランニングに関連する用語
・課税所得
・繰延税金資産の回収可能性
・将来減算一時差異
・将来加算一時差異
・移転価格税制
・相続税
・被相続人
・法定相続人
・配偶者
・直系卑属
・直系尊属
・遺産分割協議書
・遺言書
・遺留分
・相続税評価額
・申告納税方式
・賦課課税方式
・賦課決定通知書
・普通徴収
・特別徴収