No1513・・・期限付劣後ローン
期限付劣後ローンとは、企業がデフォルトし倒産や破綻に至った際に、
元利金の支払順位が他の債務よりも劣る期限の定めがある借入金のことです。
期限付劣後ローンは、一般債務を返済した後に返済される債務なので
自己資本に近い性格を持ち、銀行などの金融機関は、
一定割合の期限付劣後ローンを自己資本に算入することができる為、
自己資本比率が上昇し自己資本の充実となる実質的な資本の
増強であっても希薄化も回避できることも要因となり、
期限付劣後ローンの活用は金融機関が多くなっています。
ちなみに、劣後ローンの種類としては、期限付劣後ローンと期限の定めがない永久劣後ローンがあります。
■ビジネススキルを磨くマンツーマンセミナーと通信講座等のご案内
※セミナー会場は、JR山手線秋葉原駅徒歩1分(受講可能日時・平日・土日・祝祭日7時〜23時)
※各種通信講座は、受講期間6ヶ月から1年間(電子メールによる質問が何回でも可能)
・経営管理セミナー ・予算作成セミナー ・予算作成通信講座 ・経営管理通信講座
※経理・財務・経営企画業務の利益貢献度・各種管理業務合理化の後に残るもの・不動産相場情報
・経理業務の利益貢献度・経理業務の合理化の後に残るもの・いる社員といらない社員・日本の不動産相場
この期限付劣後ローンは、銀行などから借入金として資金調達した
ものである為、社債である劣後債とは異なるものです。
また、期限付劣後ローンは、資金を貸し付ける銀行などの金融機関から
みた場合は、貸付金というよりは、投資に近い近い性質のものです。
ところで、期限付劣後ローンは、デフォルト時の支払順位が低い借入金ですが、
その支払順位を負債・資本項目で示すと下記のようになります。
支払優先度 | ||||
←高い 低い→ |
||||
一般債務 | 普通社債 | 期限付 劣後ローン |
優先株 | 普通株 |
期限付劣後ローンに関連する用語
・BIS規制
・バーゼル規制
・バーゼル合意
・国際決済銀行
・BIS
・期限付劣後債
・永久劣後債
・永久劣後ローン
・基本的項目
・Tier1
・補完的項目
・Tier2
・準補完的項目
・Tier3
・オペレーショナルリスク
・リスクアセット
・オンバランス資産
・オフバランス資産
・劣後債
・劣後ローン