No1587・・・償却
償却とは、会計に関する意味としては、資産の原価を将来の期間に費用配分をするということで、
本来の償却の意味としては、借金などを返してしまうこと(償却金)等があります。
この償却は、会計のあらゆる場面で使用されることが多く、代表的なものとしては、償却方法である
直接償却と間接償却、固定資産を費用配分する会計処理の減価償却、固定資産税の対象となる
土地・家屋以外の事業用に供する資産の償却資産等があります。
ちなみに、減価償却の記帳方法には直接法とも呼ばれる直接控除法と間接法とも呼ばれる間接控除法があります。
身近な償却が含まれる用語としては、敷金償却があります。
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また、償却率は、資産の耐用年数や定額法・定率法でも異なります。
ところで、固定資産を費用配分する会計処理の減価償却には、法人税法の規定に基づいて行う
償却である普通償却、特別償却、割増償却、即時償却、一括償却資産があり、会社法においては、
償却すべき資産については相当の償却をしなければならないと定められています。
そして、貸倒に関する会計用語にも償却が含まれる用語には償却債権取立益や貸倒償却がありますが、
貸倒償却と貸倒損失は同じ内容の勘定科目なので、貸倒償却と貸倒損失に違いがあるわけではありません。
ちなみに、特殊な償却の種類としては、ソフトウエア償却・のれん代償却があり、
社債等の債券に関する償却が含まれる用語には、償却原価法という用語があります。
償却に関連する用語
・直接償却
・間接償却
・直接法
・直接控除法
・間接法
・間接控除法
・償却率
・普通償却
・特別償却
・割増償却
・即時償却
・一括償却資産
・相当の償却
・一括償却資産
・償却債権取立益
・貸倒償却
・貸倒損失
・償却原価法
・償却金
・敷金償却
・耐用年数
・定額法
・定率法