No339・・・保険料
保険料とは、保険契約に基づき、掛け捨ての各種保険の費用を
保険会社に支払った場合に処理する勘定科目であり、保険料には、
費用とならない資産性があるものも含まれている場合があり、
保険料は原則損金となりますが、非課税仕入に該当する為、
仕入税額控除の対象にはなりません。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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この保険料には、生命保険などである、養老保険や定期保険、
損害保険である、火災保険、損害賠償責任保険、運送保険、
傷害保険 、盗難保険、自賠責などの各自動車保険などがあり、
会社負担の介護保険料、雇用保険料、労働保険料、健康保険料を
支払った際は、保険料の勘定科目で処理するのではなく、
法定福利費の勘定科目で処理することになります。
また、保険料を1年分纏めて支払った際に、次年度の保険料が
含まれている場合は、原則的な会計処理としては、前払費用として
処理することになりますが、企業が継続して、1年以内に役務の
提供を受ける次年度の保険料を支払った際に、支払った事業年度の
経費に算入している時は、法人税基本通達2-2-14の短期前払費用に
該当する為、支払った日の属する事業年度の損金に算入する
事ができます。
そして、保険料の中の、養老保険部分については、保険契約の内容が、
死亡保険金の受取人が被保険者の遺族で、満期保険金の受取人は法人で
ある場合は、支払保険料の2分の1は資産計上とし、残りの2分の1は、
保険期間の経過に応じて損金算入として処理することになり、
資産に計上される保険積立金は、非課税仕入に該当する為、
仕入税額控除の対象にはなりません。
尚、販売費及び一般管理費である保険料も、資金繰りの際は考慮すべき
ものであり、保険料の予算作成の際は、保険契約に基づき予算を作成する
ことになります。
※保険料の仕訳例は下記の通りです。
例・・・養老保険契約の内容が、死亡保険金の受取人が被保険者の遺族で、
満期保険金の受取人は法人である、保険料1000を現金で支払った場合。
(借方) | (貸方) | ||
保険料 | 500 | 現金 | 1000 |
保険積立金 | 500 |
保険料に関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー
※予算
※金融、金利