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数ヶ月から数年先の資金繰りの状況を把握する為には、当然、資金繰り表を作成する
ことになりますが、予算の損益計算書(PL)を作成せずに作成をした予算の資金繰り表は、
全く当てにすることの出来ない論理的整合性の無い資金繰り表です。
また、予算の損益計算書だけを作成して、予算の資金繰り表を作成しても、まだ不十分で
架空で根拠が無い資金繰り表であり、予算の貸借対照表(BS)まで作成することで、ようやく
論理的整合性のある予算の資金繰り表の作成をすることができます。
ちなみに、予算の貸借対照表は、利益計画、在庫計画、運転資金計画、設備投資計画、
財務バランス改善計画で構成されている、資金計画を作成することで完成します。
資金繰りは企業の生命線です
その重要な資金繰りに必要な予算の資金繰り表を、予算の貸借対照表と
予算の損益計算書を作成せずに作成することは、企業の財務体質を悪化させ、
最悪、企業を資金繰り倒産に追い込んでしまう可能性すらあるのです。
ゆえに、予算の資金繰り表を作成することは、総合予算を作成することといえます。
ちなみに、キャッシュフローの管理は、貸借対照表の管理と同様のことです。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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予算資金繰り表の作成目的は、企業の資金ショートを未然に防ぐことです。
そして、予算資金繰り表を作成していれば予算実績管理をすることができ、
予算と実績のギャップを常に把握することで、機動的な資金調達や経費の削減、
回収サイトや支払サイトの見直し、設備投資計画や人員増員計画の凍結などを
早期に決断し実施することで、企業の最悪の状態である資金繰り倒産を予防する
ことができます。
ちなみに、大まかな資金計画を作成する際や、長期の資金計画を作成する時は、
資金運用表の仕組みを応用して作成することもできます。
予算資金繰り表の作成方法・作成スキルが身についているということは、利益計画と資金計画の
作成方法も、身についているということになり、これらの作成方法を身につけているということは、
予算編成の際にやるべきことも理解していることになります。
このように、予算資金繰り表の予算作成方法を身につけることは、経理部・財務部・経営企画室の
部署に所属している方にとっては、業務を遂行する上で、非常に重要な基本的スキルであり、
経理・財務・経営企画のスキルアップには欠かせません。
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