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精密機器セクター＜経営者の為の用語集＜経営財務情報

No434・・・精密機器セクター


精密機器セクターとは、光学技術や精密加工技術をベースにし、

光学レンズや光学ガラスなどを利用して精密機器を製造している

業種のことで、精密機器セクターの企業が製造する主な製品には、

複写機、カメラ、プリンターなどがあり、精密機器セクターは、

輸出比率が高く、国際競争力がある国際優良銘柄と呼ばれる

企業が多いセクターです。


※業務用機械器具製造業財務指標データ
(日本の機械器具製造会社約1万社の規模別の財務指標データ
・業務用機械器具製造業財務指標






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この精密機器セクターの企業が製造する製品には、アナログ複写機、

デジタル複写機、カメラ、プリンターやFAXの機能等がついた複合機、

プリンター、時計、医療用機器、医療用器具、コンタクトレンズ、

光学レンズ、半導体製造装置などがあります。


また、精密機器セクターの複写機メーカーは、複写機やプリンターを

販売した後の消耗品や保守メンテナンスで利益をあげるを仕組を

構築しており、複写機メーカーの顧客の側から見ると、複写機メーカーは、

顧客のイニシャルコストではなく、顧客のランニングコストを主要な

収益源にすることで、安定的に高収益をあげるビジネスモデルとなっています。


そして、精密機器セクターの企業は、光学技術や精密加工技術を活かして、

カテーテル、内視鏡、人工透析器具などの医療機器分野にも進出しています。


また、精密機器セクターには、海外の売上比率が高い企業が多い為、

これらの企業の業績は為替相場の水準に左右されやすく、多くの

精密機器セクター企業は、業績の見通しや事業計画を策定する際に、

その計画の前提条件である為替相場を事前に決定しています。


その為替相場のことを想定為替レートと呼び、大半の精密機器セクターの

企業は、実際の為替レートが想定為替レートより円安ではなく円高になり

企業業績に影響を与えることがないように、為替予約をしています。


ちなみに、セクターと業種は同じ意味で使われており、日本の

業種別株価指数（SectorIndex）は東証業種別株価指数では

33業種に分類されています。



精密機器セクター企業一覧